2025年大阪・関西万博

Sito di Expo 2025 a Yumeshima

会場:夢洲人工島

万博会場は、大阪湾に作られた人工島「
夢洲(
ユメシマ
」にあり、この島からは、瀬戸内海の美しい景色を楽しむことができます。面積
1.55
平方キロメートルの会場には、中央にパビリオンエリアが配置され、南側は水域、そして西側は緑地が広がっています。会場を行き来する主要な動線は、来場者が会場の各エリアにわかりやすくアクセスでき、いろいろな異なる訪問先に移動できるように、循環する流れを作り出す設計となっています。会場内には、異なる大きさの広場が星状に配置されており、各広場では活気あふれる多様なイベントが開催される予定です。

2025年大阪・関西万博のシンボル:ザ・リング

面積が約6万平方メートル、高さ20メートルの「ザ・グランド・リング(The Grand Ring)」は、2025年大阪・関西万博のシンボルで、世界最大級の木造構造物の一つとなります。建築家の藤本壮介によって設計され、この構造物は万博の哲学「多様性の中での一体感」を象徴しています。訪れる人々は、その上を歩くことができ、展示会場全体をそこから見渡すことができます。

Il simbolo di Expo 2025 Osaka: il Ring​

2025年大阪・関西万博のテーマ

Sito di Expo 2025 a Yumeshima

ピープルズ・リビング・ラボ(People's Living Lab

2025年大阪・関西万博は「ピープルズ・リビング・ラボ」として、自分たちのアイデアやアプローチやソリューションを提示するラボラトリーの場を提供し、国際社会がSDGs(国連2030アジェンダの持続可能な開発目標)を達成するための手段を模索します。これらは、すべての人々にとってより良い未来を実現するための取り組みで、万博会場内外で展開されます。

「私たちの生活のために未来社会をデザインする」というテーマに基づき、この万博の使命は、地球上のすべての人々に、どのように生きるかをより深く考えさせ、より良い共生のためにそれぞれ個人がどのように貢献できるかという考察を促すことです。この万博は、人々がどのように生きたいかという個々の考えをサポートする持続可能な社会の共創を、国際社会が主導することを目指しています。

万博は、経済格差の拡大や紛争の激化、人工知能やバイオテクノロジーをはじめとする科学技術の進化など、新たな社会的課題が浮上している時期に開催されます。

サブテーマ

「命を守る(Saving Lives)」「命を力づける(Empowering Lives)」「命をつなげる(Connecting Lives)」という3つのサブテーマは、2025年大阪・関西万博のメインテーマを構成しており、これらのサブテーマが会場内の各エリアにそれぞれ対応しています。

テーマ週間

4月25日 - 5月6日

未来のための文化週間

異なる文化がどのように調和し、未来の社会を共創することができるかを考える週間

未来のための文化週間

5月15日 - 5月26日

未来のコミュニティと社会インフラ

持続可能で快適に暮らせるサービスが充実した社会をどのように実現することができるか?

未来のコミュニティと社会インフラ

6月5日 - 6月16日

基本ニーズ週間:食料、衣服、住居

世界のすべての人が食べ物、衣服、住居を得ることができる未来をどう実現するか?

基本ニーズ週間:食料、衣服、住居

6月20日 - 7月1日

健康と幸福(ウェルビーイング)の週間

すべての人々の幸福(ウェルビーイング)が最優先される社会を実現するにはどうするか?

健康と幸福(ウェルビーイング)の週間

7月17日 - 7月28日

学びと遊びの週間

人工知能(AI)時代において、私たちはどのようなことを学ぶべきか?

学びと遊びの週間

8月1日 - 8月12日

平和への視点:課題と責任

人々への尊重と差別のない世界を作るために、私たちは何をすべきか?

平和への視点:課題と責任

9月17日 - 9月28日

地球と生物多様性の未来

未来の世代のために、地球とその生物多様性をどのように守るか?

地球と生物多様性の未来

10月2日 - 10月12日

未来の社会を超えて

社会5.0を実現するために私たちは何をすべきか?

未来の社会を超えて

万博、日本と大阪

万博と日本、大阪との歴史は、半世紀以上にわたります。

大阪で初めて開催された万博は1970年の万博であり、アジアで初めての国際博覧会でした。日本は、第二次世界大戦で受けた深刻な損害を回復し、急成長している経済大国としてこのイベントに臨みました。

1970年の万博は大成功を収め、日本とアジアは経済成長と先端技術の象徴となり始めました。1990年には再び大阪で「国際花と緑の博覧会」が開催され、2005年には愛知県(名古屋市が県庁所在地)で「自然の知恵」をテーマにした国際博覧会が開催されました。

各万博はその時代を反映し、時代の課題に取り組んできました。2025年の万博では、大阪が6ヶ月の期間、参加国が世界に向けて万博のテーマに基づくアイデアや物質的・非物質的なプロジェクトを発信する場となります。